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2007年6月29日 (金)

芸人もブログの時代なのか。

家に帰ってテレビをつけたら、雨上がり決死隊の「アメトーク」という番組がやっていました。芸人ブログ特集でした。たくさんの芸人や有名人がブログをやっているんですね。

私は、とあるバーで、マスターとmixiの話になって、それで、mixiに紹介してもらって、入会して、ちょっと触ってみて、ネットに書き込んだりすることに免疫がついてきたな、と思ったので、じゃあブログつくろかな、という感じでブログをはじめました。

ネットは、よく利用はしますが、能動的にはすごく奥手で、2ちゃんねるなどの掲示板にも書き込んだことなかったし、ニフティサーブとかPC-VANの時代のパソ通時代のフォーラムとかのイメージがこびりついていて、どうも能動的にネットとかかわるのが苦手だったんですよね。

よく読むブログはfinalventさんの「極東ブログ」だったり、斬り込み隊長さんの「俺様キングダム」だったり、山形浩生さんのウェブページだったり、その昔は河上イチローさんの「ディア・アングリッフ」だったりしました。だから、このココログの看板ブログの真鍋かをりさんの「ここだけの話」とか、しょこたんブログの人気を見て、びっくりしました。あのような感じの、とりたてて特別なコンテンツがなく、本人がナチュラルに楽しんでいる感じのブログがすごいアクセスを稼ぎだした時、じつはこの日本のどこかで、ひっそりと新しい時代のスイッチが入ったんでしょうね。

広告業界の大先輩である糸井重里さんが「ほぼ日刊イトイ新聞」をやられてますね。その感じは、なんとなくわかるんです。著書を読むと「クリエイティブをやれる場所を自分でつくろうと思った」というような趣旨のことを言われていましたが、それはわかるんです。私がブログで書いてみようと思ったのも、同じ動機だと思います。でも、テレビで見た芸人さんたちは、そういう感じではないですよね。

そういう感じ、うらやましいなと思います。こういう鼻にツーンと来る感じ、なんとなく表現しにくいですが、例えば、まったく興味のないアーチストのコンサートに付き合いで行って、まわりは総スタンディングでキャーキャー言ってるのに、自分だけが乗り切れず、その熱狂に取り残されて、ひとりちょっと泣きそうになる、でも、なぜ泣きそうになるのか、いまいち自分ではわからない、みたいな。昔、友達につきあって、日本武道館にアーハのコンサートに行ったときのことを思い出しました。学校の卒業式もそんな気分になりますね。あと、学級会の熱い感じとかも。

あの熱狂の感じ、まあ私も大人になりましたから、お仕事だと思えば、カラオケで率先してワーワー言えますけど。でも、個人的には苦手ですね。電車が遅れて、改札口に人が集まって、駅員に集団で文句を言うような、あの集団パニックみたいな状況も苦手です。なんかね、乗れないんです、その雰囲気に。で、ちょっと泣きそうな気分になるんです。mixiとかのSNNにも、なんか似たような感じがあるような気がします。ある意味で、大人な感じが。そこで乗るのが大人でしょ、みたいな感じの。

そういう気分、綿矢りさの『蹴りたい背中』にうまく描かれていましたね。あの小説、食わず嫌いしてる人、読んだ方がいいですよ。おすすめです。『インストール』もいいですよ。でも、そのあとの短編はあまりわかりませんでした。『夢を与える』はまだ読んでないですが、どうなんでしょうか。有名スターがよく言う「夢を与えたいから」という言葉に対する違和感は、綿矢さんらしいですが。

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