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2007年6月17日 (日)

W-ZERO3[es]礼賛(4)

私は、このW-ZERO3[es]を使い始めてから、非常に気分がいいのです。それは、使い心地もありますが、この[es]というハードウェアをとりまくカルチャーがとても気持ちいいんですよね。ほとんど何の見返りも期待せずに、このハードウェアを使いやすく、先進的な情報端末にしようと、日夜、アイデアあふれるソフトウェアを開発しているソフトウェアクリエーターさんがたくさんいらっしゃって、それを使う私のような、プログラムを書けない普通のユーザーも、そんなある意味で顔の見えるソフト作者さんたちの善意に包まれながら、便利に気持ちよく使わせていただいて、とりあえずは、まずは人は善であるという前提で動いてるカルチャーが、ほんとにいいんですよね。

あまり詳しくはないですが、リナックスとかのオープンソースの運動の中にも、そんな人はまず善であるというところから始めよう、みたいな気持ちよさがあるような気がします。

私は、仕事が広告作りなので、本業ではなかなかそうはいかないのです。たとえば、きちんとしたアイデアには、きちんと報酬をいただきたいですし、もし、私が、この仕事は広告の未来にとって有意義なものだから無償でいい、みたいな判断をしたくなったとしても、そういうお金の問題が出てくるお得意は、そもそもお金の払いが悪いお得意であって、やはり、無償が大好きなメンタリティを持つお得意に対して、無償でやるという判断は、絶対にしちゃだめなんですよね。アイデアにきちんと対価を支払ってくれているお得意に示しがつきませんし、自分たちの存在理由を否定することになりますから。

この時点で、人はまず悪である、という前提に立っているんですよね。人は、できるだけいいものを、気持ちの悪い状況になったとしても、タダに近いお金で手に入れたい、そう思っている連中がたくさんいて、という前提で動いているんです。まあ、大げさに書きすぎましたが、あらゆる経済活動は、こういう原則ですよね。

でも、こういう関係は、ヒリヒリするんですよね。疲れるんです。自由ではないんです。経済原則ではない、もうひとつの価値観を持ちたいと思うんです。この[es]のソフトウェアをつくっているクリエーターさんたちも、日常ではプロのソフトウェアやITのプロだと思います。あるいは、学生さんとかもいるのかもしれません。その人たちが、もうひとつの価値観として、そういう気持ちのいい善意で動いてくれている。そんな雰囲気が、[es]のまわりにあるんですね。

Iphoneちょっと、話がそれてしまうんですが、最近、私はウィンドウズを見直しています。マックは自由ってイメージありますよね。でも、実際は、ソフトウェアの分野でも、ハードウェアの分野でも、人の自由な創造力を活かせているのは、ウィンドウズですよね。海の向こうで、iPhoneが出たそうですが、OSXのコンパクト版を乗せて、インターフェイスもアップルがつくって、ハードウェアもアップルがつくるんでしょ。使う方としては、アップルを信頼する以外ないやり方なんです。

iPhoneがいいも悪いもアップル頼みで、ユーザーが介在する余地がほとんどなく、きっとアップルがつくるんだから、使い心地もいいでしょうし、クールな端末であるんだろうと思いますし、触ってみてー、と思いますが、アップルもいつまでもそんな感じじゃ、しんどいと思います。アップルのユーザーでも、東芝のリブレットや松下のレッツノートみたいなノートブックが欲しい人いると思うんです。でも、アップルは、ハードウェアの製造を独占してしまうから、待てど暮らせど、ああいう軽量ノート出ないですよね。

あのアップルのCM、日本ではラーメンズを使ってアダプテしてますが、全体にクールな演出をほどこされていますが、ちょっと、どうなんですか、アップルさん、と思ってしまいます。ウィルスが少ないから、って、あんたそれはシェアがないからでしょ、PCはフリーズするって、あんたのも実際はけっこうフリーズするんですけど、マックはクールなデザインだから仕事じゃなくても使いたくなるって、自分のことクールだとか言ってる時点で、クールじゃないんですけど、って最近突っ込みたくなるんですよね。

えーっと、私は、制作系なんで、ずっとマックユーザーなんで、MS派ではなく、どっちかというと、というか、これまでのお金のかけ方から言えば、かなりのマカーなんですけど。家では、OS9のパワーブックG4を現役で使ってますし。でも、そんなマカーも近頃、そういうふうに思いだしてる人いるんじゃないかな。

このエントリーを読んで、新しい[es]、アドエスというんでしたっけ、あの携帯端末に食指が動いた人、一度使ってみてはいかがでしょうか。気持ちいいですよ。でも、インストールとかめんどうだし、カスタマイズもじゃまくさい、っていう人は、やめたほうがいいです。期待するほどじゃないです。次のエントリーでは、じゃあ、具体的に、どんなソフトがあって、どんなカスタマイズができるの、ということを、ふつうのユーザーの立場で書いてみたいと思います。

W-ZERO3[es]礼賛(5)に続きます

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