ボケーっとした時間 Priceless
昨日は徹夜だったし、今日ははよ帰って寝よ、と思って電車に乗ったら、中央線が止まってました。東京駅は、東京発の特急かいじが新宿始発になったりして、ちょっと混乱気味。改札口には、振り替え券を求める長蛇の列ができてました。目的地が中野だから、東西線に乗り換えることもできるんですが、私、根がイラチの大阪人なので、長蛇の列は当然スルー。
人の流れに逆行して、中央線のホームに上がったら、いつもと違って人はまばら。1番線2番線とも快速電車が止まってて、車内には同じ発想の人たちが、座席にすわって再開を待っていました。なんか、それがいつもと違う雰囲気なんですね。たわいのないおしゃべりに花を咲かせるカップルや、疲れて寝ているサラリーマン。それから、大丸帰りのお母さんと子供たちもいました。子供たちは、電車の中をはしゃいで走っていて、ちょっとはしゃぎすぎて、お母さんにちょっと怒られて、シュンとなったりしてました。
子供の頃は、そんな感じでしたよね。家族旅行の帰りに高速の渋滞でクルマがまったく動かないときなんか、ちょっとうれしかったりしましたしね。サービスエリアでカレーを食べさせてもらったりして。それでもって、そのカレーがすんごいおいしいく感じるんですよねえ。なぜかすごく浮き浮きするんです。デザートにソフトクリームを買ってもらって、それがとてつもなく甘くて、冷たくて、おいしくて。そんなことがあると、家族旅行のいちばんの思い出が、カレーとソフトクリームがおいしかったです、ってことになるんですよね、子供ってやつは。
はよ帰ってもやることないし、まあええか、てな感じで、座席にすわって、なかなか読めなかった本を読んだり、愛用のW-ZERO3[es]でネットを巡回してみたり、ぼんやりあることないこと考えてみたり、ひたすらボケーっとしながら再開を待っていて、ふと腕時計を見たら、あっ、もう40分もたってるやん、と思ったら最後。途端にイライラしてきて、そそくさ電車を降りて、さっさと東西線に乗り換えてしまいました。やっぱり、大阪人はこらえ性がなくて、だめですねえ。
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