W-ZERO3[es]礼賛(番外編)
ADVANCED[es]の駅貼りポスターです。東京のJR秋葉原駅に掲載されていました。JR山手線のトレインジャックも実施されていたことがブログなんかでも書かれてましたね。私は見てないけど。
The Smart Phone. [es] そして、横画面。やはり、表示領域が広がって、よりPCの表示領域に近づいたことが訴求ポイントのようですね。前の「仕事しろ。」は、明らかに第一弾のW-ZERO3を知らないユーザーに向けて、こんなケータイの選択肢がありますよと訴えるものでしたが、今回は、ある程度W-ZERO3[es]を知る人に向けた人もターゲットにしてるようですね。旧[es]ユーザーに対する買い換え需要ですね。
しかし、私の場合、この[es]の本領発揮は、縦位置でのケータイ使いにあると思っているので、まあおまけ程度にしか感じないのですが。でも、きっとQWERTYキーボード&横画面が、この製品の最大のギミックでしょうし、ADVANCED[es]がブラッシュアップした点はまさにここなので、最大訴求点になるのかな。でも、だったら、思い切ってPC Phoneとか言っちゃえばよかったのに、とか思います。
欧米みたいなSmart Phone市場を日本でつくりたい、というのはウィルコムという企業側の気持ちであって、日本の消費者は、本当にいわゆる「スマートフォン」を欲しいと思っているんでしょうか。それより何より、日本のケータイユーザーは「スマートフォン」という言葉知らないしね。[es]のユーザーだって、あまり知らないと思いますよ。
そう考えると、消費者はそれが「スマートフォン」と呼ばれてようが、欧米では「スマートフォン」が当たり前であろうが、そんなこたあ、So Whatなわけで。これ、やっぱり企画書の言葉な気がしますねえ。日本人の語感では、ケータイにあんなにゴタゴタ機能をぶち込んだもん、スマートでもなんでもないし。ちなみに、Smartというのは、英語では賢い(あるいはずる賢い)という意味合いがある言葉です。そういう点では。このThe Smart Phone.というメッセージは、ちょっと疑問かな。
私自身は、Softbankの「+Windows」でしたっけ、「Windowsケータイ」でしたっけ、何かそういう広告があったと思うんですが、その方がピンと来ました。ただ、Softbankのハードは、縦づかいで、テンキーの代わりにQWERTYキーボードが付いていて、使いづらそうでNGでしたが。広告にはグッと来ましたが、製品はちょっとなあ、という感じです。
Softbankのコミュニケーションはここ最近、いいですねえ。一時、ちょっとトラブルとかがあって、どうかな、と思っていましたが、なんか実が伴ってきたみたいで、あの広告の良さと釣り合いがとれてきましたね。TV-CMも良いですし。
ADVANCED[es]の実機はまだ触ってないですが、新宿のヨドバシでモックアップを手に持ってみましたよ。えっ、っていうくらい、小さく感じました。おっ、細っ、って思いました。もちろん、モックアップなので軽くて、その分は差し引かないと行けないですが、この持ち心地は、すごくいいかもです。ちょっと欲しくなってきました。でも、私はまだまだこの旧[es]を使い倒しますけどね。
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