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2007年8月10日 (金)

テレビのない日。

Television 家に帰って『アメトーク』を見ていたら、突然、ブチッ。テレビが真っ黒になっていまいました。電源のランプも消えてしまったので、ブラウン管の寿命ではない可能性があるものの、いまのところテレビが見られない状態になってしまいました。このところ仕事も、プライベートもトラブル続きです。
 テレビに関しては映ればいいや、という感じなので、いまだブラウン管のアナログテレビでした。父親が入院したときに買った物で、退院後不要になったので譲り受けました。94年製です。俗に言う、なんとかタイマー発動というやつでしょうか。仕事柄、テレビはよく見る方ですので、こういう感じになってあらためて思うと、ここ10年くらい、テレビを見ない日って、ほとんどなかったんですよね。なんらかの形で絶対にテレビを見ていました。
 カナダに出張に行って、1週間ほど、現地の広告代理店に缶詰でテレビCMのプランニングをしていたことがあるんですが、その時も、ホテルに帰ったらテレビを見ていましたから。言葉がわからないのに。フランスに出張したときもそうでした。訳も分からずテレビを見ていました。K1やってたなあ。
 昔、ニッカの広告で「テレビを消して、いっしょに飲もうよ。」というコピーがありましたが、あのコピー、なんとなく好きだったんですよね。田中美佐子さんが出てました。あの頃の広告は、まだこういう感じのコピーがリアリティを持っていたんですよね。昔、サントリーがイメージ広告をやっていたときに、ニッカが文字だらけの新聞広告を出したんですよね。その文章の内容は、ウィスキーの製法についての話。そして、コピーが「ウィスキーは、ノンフィクションで語りたい。」です。いいですねえ。そして、それに対抗してサントリーが出した広告は、今は亡き中上健次のショートショートが掲載された「イメージのない酒は、退屈だ。」なんです。その広告の喧嘩、素敵だなあと思いました。
 今のアップルのCM、それくらいの美しさがあればなあ、と思います。ウィンドウズはこう考えてるでしょうが、私=アップルは、こう考えています。どうですか。というような喧嘩の仕方だったらなあと思うんですね。私なんかは、大阪人で、判官贔屓なところがありますので、俄然アップルを応援したくなります。でもまあ、アップルも企業としては、そういうオンリーワンを誇る時代はとうに卒業してしまったのかもしれませんね。
 ほんの少し前の話ですが、某コンピュータショップの広告で「IT、ITと言うけれど、ITは、私たちの生活を、ビジネスを、どれだけ幸せにしたのだろうか。」というコピーを書きました。「負けるな、SOHO。負けるな、中小企業。本当のIT革命は、これからだ。」と続くんですが、あれからそんなに時間が経っていないのに、もう少し古く感じますね。インパクとかやってた頃です。そのコンピュータショップは、突然、メイド喫茶になってしまいました。
 秋葉原のザ・コンピュータ館がなくなるそうですね。この前、ちょこっと秋葉原に立ち寄ったら、そこら中、メイドだらけでした。ITの世界は、ドックイヤーとよく言われますが、なんとなくリアルな世界もITと合わせて、ドックイヤーになってきているような感じがしますね。
 しばらくテレビなしの生活をしてみようかな、なんて思ってきました。いっそのこと、ネットもしばらくやめてみるかな。そういう生活をしたら、考えることも変わってくるんでしょうかねえ。

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