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2007年8月12日 (日)

カンニング中島さんのこと。

 テレビが壊れたので、TBSラジオを聴いていたら、カンニングの竹山さんがしゃべっていました。なんかAMラジオだと、地が出て、やさしい感じがしますね。

 カンニングといえば、相方の中島さんが中野サンモールの「わしや」という総菜屋さんでバイトをやっていて、よく見かけました。たしか副店長だったような。シティテレビ中野というケーブルテレビでサンミュージックのお笑い芸人の寄席番組をやっていて、まったく売れていない頃からカンニングはよく知っていました。あの頃のカンニングは切れてばっかりでしたけど、その切れ方が破れかぶれな感じがあって。あ、この人たちおもろいな、と思ったら、あっという間に売れっ子になりました。

 その後、中島さんはしばらくして入院されて、長い闘病生活の末、お亡くなりになりました。雑誌とかテレビのワイドショーとかでも、その秘話みたいなものが報道されていましたね。小学校からの友人としては当然でしょうが、カンニングの芸を見てると、中島さんがいるという安心感で、竹山さんが思う存分切れられるという感じだったので、芸人としての竹山さんにとっても、すごく悔しかっただろうと思います。横山やすしさんにおけるきよしさんみたいな感じでしたから。

 中野の人にとっては、カンニングの中島さんは、「わしや」の中島さんの印象があります。おばちゃんたちに愛されていた感じがありました。私は、中島さんから買ったことはないですが、中島さんと常連客のおばちゃんたちとの微笑ましい交流ぶりはよく覚えています。中野では芸人をよく見かけるのですが、多くは居酒屋だったり、ファミレスだったり、パチンコ屋だったりしますが、総菜屋さんというところが、中島さんのお人柄をよく表していますよね。

 竹山さんが切れまくって、それを中島さんが苦笑いしながら見守る。しまいには、中島さんが怒って、竹山さんが先生にしかられた小学生みたいにシュンとなる。漫才自体は、それほど技巧派でもなく、切れる勢いに任せる感じでしたけど、なんかもう一回見たくなるような独特の空気がありました。それは、きっと中島さんの空気だったんでしょうね。

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