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2007年8月24日 (金)

「実名匿名論争」のその後のその後。

※このエントリーは、松岡美樹さんのブログ『すちゃらかな日常』のエントリー『CGMは集合地を発信するツールである(<くどいけど反論)』へのコメントとして書きました。お手数ですが、合わせてお読みいただければ幸いです。

 松岡さま、こんばんは。

 エントリーで取り上げていただいた、mb101boldです。なんかすごく恐縮しております。コメントを書いているうちに、とてつもなく長くなってしまいましたので、エントリーの形でトラックバックします。変則的で、すみません。

 私も、じつは、ひそかに一晃さんと同じように感じておりまして、どうやってお伝えしたらよいのかと悶々としておりました。ですから、ちょっぴりホッとしております。一晃さん、どんな方か存じませんが、ありがとうございます。(って、松岡さんのブログのコメントなのに、この気持ち、ちょっと変ですね)

 私のエントリーも、その部分で、共通する部分がある両者にすれ違いが生まれているのが、ちょっと残念だなあと思っていて、あのエントリー(参照)を書いた部分もあり、「集合知」で言えばそうなんだけど、どうしたものかな、という気分でした。

 なんだか出しゃばっしまっているような感じをお許しいただきたいのですが、Tristarさんの主題は、「集合知」とか「WEB2.0」とかの命題によって、大多数の「娯楽」で楽しむブロガーがばっさりと淘汰されるのはかなわない、という、「集合知」の定義とはまた別のものだと思います。さらに詳しく言うと、その「集合知」の定義に「玉石」の中の大多数である「石」の存在が無視されている、フィルタリングで淘汰されるべきものとして存在している、というものでした。私も、その部分で、Tristarさんにも共感する部分があって、おふたりのエントリーにトラックバックさせていただきました。私も、この論争を見て一番最初に書いたのが『たかがブログじゃないですか。』(参照)というものでしたので。

私は、ネットに自発的に参加するのは最近なので、あまり流儀みたいなものは心得ていないのですが、ネットというメディアって、アカデミズムの世界の、厳密な反論の応酬には向いてなくて、ひとつのエントリーに触発されて、別の問題意識に寄り道して、それこそネットのように広がっていくのが得意なのかな、なんて思っています。ですから、逆説的になってしまいますが、松岡さんの「集合知」論の展開、楽しみにしております。

 私自身は、有名無名の人たちが考えることが、テクノロジー的に可視化されるようになって「集合知」という新しい概念が生まれたと思うし、その意味では、松岡さんの主張通りなんだと思います。ですから、小倉さんが主張されている「集合知」の概念は、要するに「集合知」のデメリットを語っているにすぎず、それは言説としてはネット的な価値の否定でしかないから、そこははっきりさせたほうがいいだろうと思っていますし、松岡さん自身もそこをはっきりさせたいとの意思がおありだと思うのですね。

 だけど、思うのは、ネットによって生まれた知のあり方を「集合知」と呼ぶけれど、ネットが「集合知」を生み出すためにあるという逆立ちはないと思うのですね。ネットは、知を生み出すためにも、商売をするためにも、仲間が集うためにも、だた楽しむためにもあって、人それぞれで、その文字通りネット=網構造でつながることで生み出される価値が「集合知」と呼ばれるだけだと思うんですね。その意味では、「集合知」を生み出すためにネットがあってもいいのですが、それはネットの多様性のひとつであると思うのですね。

 もちろん、松岡さんもその部分は整理されていると思っていますが、主題が小倉さんへの反論エントリーなので、そのコンテクストから言えば、別の問題意識を持っている方に、そういう感じの誤解を生む可能性があるのは仕方がないことだと思うし、私も、直接論争をしているとそうなってしまいそうですしね。

 それと、最後に余談ですが、松岡さんも書かれていましたが、自分が書きたいなあと思っていたエントリーより、この実名匿名論争まわりがよく読まれるのは、なんだかですねえ。(松岡さんは、他のエントリーも読まれているのかもしれませんが、私はまだだめですねえ。)私もエバンス論がもっと読まれるとうれしいんだけど、うまくいかないですね。だけど、それがネットだし、まあ、そういう現実も笑い飛ばして、地道に地道に、楽しみながらやるしかないですね。(あと、さらに余談ですが、私も、とある人の影響で、正木さんのドラムが大好きになって、GWに開催される春一番を毎年見に行ったりするんですよ。)

8月24日午後1時追記:トラックバックを送信したと思っていたら、違う欄にトラックバックURLに入力していたみたいで、送信されていないようでした。(松岡様。もし、二重に送られていたらすみません。)ここ最近、こういうミスが多く、多方面でご迷惑をおかけしてしまっていて、申し訳ないです。今後、気をつけます。

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コメント

mb101boldさん、こんにちは。こんな若輩者(って、年は明かしてませんが(笑))のコメントに注目していただきまして、ありがとうございます。

エントリコメント(笑)読ませていただきました。私が言いたくて言葉にできなかった部分を見事に文章にされているのを見て、私もまだまだだなあと思った次第です^^;

もっと文章力を磨かねばと反省しております。

投稿: 一晃 | 2007年8月24日 (金) 11:10

一晃さん、こんにちは。

コメントありがとうございました。いえいえ、私などネット歴ではまだまだ若輩者で、またまだコメントとかトラバとかよくわかっていないとこがありまして、いろいろ変なことやっちゃってるんじゃないかとドキドキの毎日です。

この一連の「実名匿名論争」は広がりがあって、私にとってはいろいろなことを考えるきっかけになって、素敵だなあと思っています。この素敵さがもっとポジティブに広がれば、いいなあと思っていましたので、一晃さんには、感謝です。

これからもよろしくお願いします。

投稿: mb101bold@管理人 | 2007年8月24日 (金) 13:43

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