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2007年9月16日 (日)

「はてな」のこと少しわかってきた。

 正直言って、「はてな」というサービスがよくわかりませんでした。昔からよく名前は聞くから存在くらいは知っていたし、自発的にブログを書き始めたのは最近だけど、ネットは昔から見てはいたので、「はてな」イコール「人力検索」と「はてなダイアリー」のイメージですね。

 インターフェイスが少々複雑そうだし、「はてなダイアリー」は最近はそうでもないけど、昔は読んでいくと文中にリンクばっかりで、ふとしたことでリンクをクリックしてしまって、「いま読んででるとこなのに、もうっ!」って感じになって、ちょっとイライラするなあ、という印象。それに、ブログが出る前からあったから、レンタル日記のイメージもあったし。

 当然、「はてな」という会社がいわゆる「へんな会社」というキャッチコピーのもと、たいへん面白い会社なんだということは知っていて、でも、そのサービスはいまいち不明。そんな感じがあったんですね。

 私が「はてな」を意識し始めたのは、面白いブログがいっぱいあったことと、最近、やけに「はてな」からアクセスが来るなあ、なんてアクセス解析を見て思ったから。b.hatenaってなんだろう、みたいな。a.hatenaというのも気になるし。で、入会してみたんです。でも、やっぱり使い方がいまいちわからなかった。それは、たぶんに私のOSがまだMac OSのOS9である、ということがあるけどね。

 最近、アクセスが急激に増えたことは以前書きましたが、その中で、『人間のタイプをOSにたとえると‥‥』というエントリーにブックマークをしてくれた人が多くて、もうただただ「すごくうれしいです、ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます」みたいな感じでもあるんですが(すみません、まだ慣れてないんです)、そのブックマークを見ると、一言コメントをつけている人たちがいて、そのコメントが、当の元エントリーより面白かったり、センスがよかったりして。そこで、なるほどなあ、そういうことなんだ、と「はてな」のことが少しわかったような気がしたんです。

 なるほどなあ。そういうことね。なんとなくわかりました。「はてな」というサービスのコンセプトはきっと「親切」なんだなあ。「便利」っていうのは、ふつうにあるけど、すべて「親切」という軸でサービスをつくっていくと「はてな」になるんだなあ、なんて思いました。

 もちろん、ソーシャルブックマークは人気ランキングみたいな側面はありますけど、ブックマークをソーシャルにして、コメントとかタグをつけて残して去っていく。で、次に見る人の足しにしていく。すごくあっさりしたコミュニケーションですけど、そのなんとなくそのあっさり感が日本人っぽいですね。なんか登山っぽいですね。この先、お花きれいですよ、とか、ちょっと歩きにくいですからね、じゃあ、みたいな。

 いまとある会社のパンフレットをリニューアルするお仕事をしていまして、連休明けに提案なんですが、頭の中で、ああ「親切」かあ、「親切」なんだよなあ、とこだましています。どうも、やらなくちゃいけないことがあると、それから逃げるようにブログを書きたくなりますね。受験生がプラモデルをつくりたくなったり、北斗の拳を一気読みしたくなったりするのと同じですね。では、仕事に戻ります。

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