ちょっと早いけど2007年を振り返っています。
仕事の関係で、2007年に社会で起こったことを振り返っています、というか、無理矢理振り返らされているという感じもなきにしもあらずですが。ここ数年、その年の国内ニュースを切り口にした広告を制作していて、今がその時期なんですね。去年の広告を作った感覚はちょっと前なのに、1年って早いものだなあと思います。年齢のせいかな。
今年は、あまりいいニュースがなかったようですね。新聞の縮刷版を繰りながら、そんな感じがしました。いつもだと不幸な出来事の中で、これはいいニュースだなというものがひとつふたつあるものですが。
小さなニュースでは、いいニュースはあるにはあるんですが、誰それがノーベル賞をとったとか、そんな国民的なおめでたいニュースはなかったような気がします。それにくらべて多いなあ、と思ったのは、ぼんやりと明日が不安になるような、やな感じのニュース。食品偽造とか。それも少し前に起きた食中毒みたいなのじゃなくて、そういう大きな出来事があった後なのに起きてしまった賞味期限偽装、みたいなぼんやり感があるニュース。
うーん、となるんですよね。悩んでしまいます。なんとかポジティブに考えようとするんですが、今年は苦戦しそうです。どんな言葉を書けばよいのやら。まあ、広告というのは、自己表現ではなく、企業の表現なので、その課題に向き合ううちに不思議と言葉は出てくるものですが。
先日のエントリで80年代に糸井さんが書いた言葉について書いたりしたので、ちょっとその頃のことを思ったりした一日でしたが、その頃とくらべて、ぼんやりと世の中が息苦しくなってきているのかな。80年代はスカだった、なんて総括された時代ではありましたが、あの頃にくらべて、なんとなく世の中がイライラしているみたいな。とにかく、そんな雰囲気だけはなんとかしたいなあ。来年の今頃、今年はけっこう良かったよね、とこのブログに書いてるといいんですがねえ。
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