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2007年11月15日 (木)

疲れたココロに効く音楽。

 12月立ち上がりキャンペーンの制作で、ここ最近にはないほど忙しい日々をすごしています。まあいろいろとうまくいかないものですね。制作物がどっとあって、ひとつひとつが手を抜けないものだらけで、おまけに納期まで時間がない。いやあ、参りました。いろいろ愚痴りたいこともあるけれど、やっぱりブログじゃそれは無理。タイトルに偽りあり、ですね。でもねえ、やっぱり愚痴の醍醐味はリアルですよ。やきとんをつまみながら、ホッピーで、愚痴って、愚痴って、愚痴りまくる。ナカミ(ホッピーに継ぎ足す焼酎のこと)もう一杯ね、なんて時間もないんですな、これが。

 まあ、そんなときは、お気に入りの音楽を聴くのがいちばんです。好きな音楽を聴きながら、ほけーとすると、まあ、明日もなんとかなるかな、なんて気になるから不思議です。

 この前、マイルスの言葉をタイトルにしたエントリを書いたけど、そのとき「はてブ」のコメントを見てたら、マイルスなのにビル・エバンスカテゴリーって、みたいなコメントがあって、思わず笑ってしまいました。今回のエントリも、エバンスの話じゃないけど、エバンスカテゴリーにしときます。それに、薄くですけど、エバンスに関係ありますしね(笑)。それと、これを機会に、エバンスカテゴリーのエントリでも読んでみてくださいませ。いいですよ、ビル・エバンス。

 で、疲れたココロに効く音楽。私の場合、ミッシェル・ペトルチアーニの「Looking up!」という曲なんですね。ミッシェル・ペトルチアーニというジャズピアニストは、エバンスの影響を色濃く映すフランスのピアニストで、音楽性はエバンスほどは思索的ではなく、どこか明るくカラッとした感じがありますね。日向の明るさというか。でも、ラテン的な感じでもなく、あくまでエバンス派の音です。明るいエバンスと言ったらいいんでしょうかね。1999年にお亡くなりになっています。享年36歳でした。

 この方は、先天性の障害を持っている方で、身長が1mほどしかなく、20歳くらいしか生きられないと医者からは言われていたそうです。あと、フランス人ではじめてブルーノートレーベルと契約した人でもあります。フレンチジャズというとイージーリスニングっぽいジャズが多いのですが、ペトルチアーニの場合、まったく違います。人によっては、エバンスの後継者と呼ぶ人もいます。エバンスもそうですが、やはり繊細な音を奏でるピアニストは日本では人気が高く、来日も多かったそうです。

 「Looking up!」という曲はオリジナルで、すごくやさしいメロディで誰にでも親しめる曲です。いつも私が書いているエバンス論で取り上げる難解な曲ではなく、ほんと簡単で単純。どんな人もきっと好きになると思います。なんの理屈もないし、ただただ元気になるんですね。いい曲だなあ、と思います。

 ペトルチアーニの中では、彼のメジャーなヒット曲という感じで、4ビートではなく16ビート。いわゆる、みんなが楽しみにしている十八番というとこですね。カシオペアなら「ASAYAKE」、スクエアなら「トゥルース」みたいな感じの曲ですね。ウェザーリポートなら「バードランド」。ナニワエクスプレスなら「ビリービン」。プリズムなら「カルマ」。ジョージベンソンなら「ブリージン」。渡辺香津美なら「ユニコーン」。日野皓正なら「ピラミッド」。渡辺貞夫なら「オレンジエキスプレス」。ハービーハンコックなら「ウォーターメロンマン」。チックコリアなら「スペイン」。もう、いいですか、そうですか。

 この曲、スタジオ録音バージョンは、フュージョン風で、ストリングスとかが入っています。でも、私のおすすめなのは、アコースティックのトリオバージョン。YouTubeにいい感じのライブ映像がありましたので、ご紹介しておきます。

Michel Petrucciani - Looking Up - live JazzBaltica

 ね、ほんとに親しみやすいメロディでしょ。難しいことを何にも考える必要がない。

 ああ、今日は天気がいいなあ。ほら見てみてよ、あの雲。パンみたいなカタチしてるよね。おいしそうだね。あっ、そうだ、そろそろお昼にしない。あの雲見てたら、お腹すいてきちゃった、みたいな。いいなあ、こういう理屈抜きのしあわせ感。

YouTubeのリンクについての追記:
私はYouTubeでいろいろな音楽を楽しんだり、紹介したりするかわりに、気に入ったものは、著作権者のメリットになるように、なるだけ買うようにしています。このへんのグレーゾーンって難しいですね。たぶん、これからネットは「等価交換」という概念が重要になってくるような気がします。それは、またのちほど。

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