鶴瓶さん、きらきらアフロで紅白の話をしてはりますね。
たまにはブロガーらしく、速報性が高いネタなど。紅白についてのエントリ「紅白歌合戦を観ながら、いろいろ考えました。」を元旦に書きましたが、それに関連して。テレビ大阪で「きらきらアフロ」の特番をハワイから生放送でやってまして、その中で鶴瓶さんが紅白について熱く語っておられました。
やっぱり相当なプレッシャーだったみたいですねえ。鶴瓶さん、お疲れさまでした。鶴瓶さん曰く「テレビ大阪とは映像と紙芝居ほど違う(ここ、笑うとこですからね)」日本で唯一の公共放送局たる日本放送協会での司会というプレッシャーと、芸人方面からのポロリ待望論のプレッシャーとか。へえ、と思ったのは、紅白って、面接があるんですね。鶴瓶さんも、中居さんも、北島三郎さんも、出演者は全員きちんと面接をするそうです。やはりそのへんはNHKっぽいですなあ。
中居さんは、鶴瓶さんの喋るタイミングとかを、鶴瓶さんの腰に手を当てて教えていたそうです。鶴瓶さん、すごく感謝しておられました。鶴瓶さんは、あの司会は全部アドリブだったそうです。台本を避けて喋っていたそうです。紅白の司会を受けようと思ったのは、母親に紅白を観せたかったから、と感極まってらっしゃいましたが、あの台詞も台本とはまったく違うとのこと。今年の紅白の視聴率が良かったとしたら、きっとあの一言でしょうから、そういう意味では、鶴瓶さんって、今のテレビを知り尽くしているなあ、とあらためて思います。
そんな鶴瓶さんの持ち味を殺さないカタチでフォローする中居さんは、ほんとたいしたもんですねえ。私は、桂ざこばさんと一緒に出ていた「中居くん温泉」という大阪ローカルのバラエティ番組の時代から中居さんを見続けていますが、ああいう自由奔放な大阪の芸人さんを操縦するすべは、そういうまだ今みたいにスマップが大スターではなかった頃の大阪ローカル番組出演の経験から学んだのかもしれません。
ともあれ、私的には、今年は紅白歌合戦を観てよかったなあと思います。本物のプロフェッショナル司会者である中居さん、そして、本物のプロフェッショナル芸人である鶴瓶さん。本当に素晴らしいエンターテイメントを観せていただいたと思います。2008年はなんかNHK話しばかりですが、私は民放で商売している広告屋なので、あんまりNHKばかりだとあれなんですけどね。さて、今日から仕事始めですね。私は7日からですが、今年も楽しく仕事できるといいなあと思っております。ではでは。
追記:脳科学者の茂木さんのブログ「クオリア日記」の『中居クンの判断』というエントリに、紅白の舞台裏が書かれていました。以下、中居さんのエピソード部分を引用します(改行等はアレンジしました。文はママ)。
現場で制作にかかわる人の証言はずしりと胸に響く。
「すごいと思ったのは、中村中さんのときなんですよ。あのとき、2分半押していて、とにかく巻け、巻けと指示を出しても、中居さんは顔を横に振って、言うことを聞かない。
続きは茂木さんのブログをお読みいただきたいんですが、なるほどー、中居さん、プロですねえ。いい話ですよね。ああいう放送の舞台裏にはそんな駆け引きがあったんですね。やっぱりプロだなあと思います。茂木さんは今年審査員をされていましたので、その他にもたっぷり舞台裏を書かれています。大晦日に紅白を観た方は、興味深いエントリだと思いますので、あわせてどうぞ。やっぱり、当事者の書くものは臨場感が違いますね。
追記2:面接の件ですが司会者と出演者の面接とのことです。コメントにてご指摘をいただきました。ありがとうございます。以下引用です。「4日の「面接」ですが、これは司会者対出演者、なのです。どんなベテランも1人10分ぐらい近況を交えて談話して、それを司会者は歌手紹介のヒントにするようです。これが2日間、リハが2日間、当日、と司会者は本番まで連日5日NHKに拘束されます。」
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