持っているブランドで、人間のタイプがわかるかも。
私の場合。
○腕時計‥‥‥CASIO WaveCepter・無印良品「公園の時計」
○パソコン‥‥Apple PowerBookG4
○マウス‥‥‥ELECOM
○DVD‥‥‥‥PHILIPS
○携帯電話‥‥SHARP W-ZERO3[es](ウィルコム)
○テレビ‥‥‥SHARP AQUOS
○オーディオ‥ONKYO(ミニコンポ)
○PCスピーカ‥BOSE Companion2
○ラジオ‥‥‥SONY(見えるラジオ機能付き)
○ヘッドホン‥SONY(ノイズキャンセリング)
○新聞サイト‥asahi.com
○検索サイト‥Google
○プロバイダ‥@nifty
○SBM‥‥‥はてなブックマーク
○ワープロ等‥Microsoft Office
○IME‥‥‥JUSTSYSTEM ATOK
○ブラウザ‥‥IE(家)・Opera(携帯)・Sleipnir(会社)
○煙草‥‥‥‥MILD SEVEN 10
○服‥‥‥‥‥UNIQLO、無印良品
○炊飯器‥‥‥SANYO
○置時計‥‥‥maruman
○洗剤‥‥‥‥花王「アタック」
○歯磨き‥‥‥ライオン「ZACT」・「PCクリニカ」
○歯ブラシ‥‥SEIYU(プライベートブランド)
○缶コーヒー‥アサヒ「モーニングショット」
○牛丼‥‥‥‥吉野屋
○エアコン‥‥DAIKIN
○ベース‥‥‥STEINBERGER
○カップ麺‥‥日清「カップヌードル」
○醤油‥‥‥‥キッコーマン「特選丸大豆しょうゆ」
○雑誌‥‥‥‥SPA!・週刊文春・パチスロ必勝ガイド
○新聞‥‥‥‥朝日・読売・日経(駅で購入など)
こうして眺めてみると、基本的に無駄なお金を使いたくないというか、いわゆる高級ブランドみたいなもの、つまりブランドによる精神的な価値にあまり大きなお金を払っていないですね。腕時計なんかで言うと、ブライトリングは形もブランド世界も大好きだけど、一消費者としては、私は最終的にはそこへは行かないような気がします。CASIOなんですよね。Grand Seikoとかもいいなと思うけど、結局は買わなかったです。
だからといって安いものが好きかというとそうでもなさげ。機能・価格・ブランドのバランスを考えている感じがします。だから、腕時計はQ&Qとかではない。なので、そのバランスが合っていれば、逆に馬鹿高いものも買ったりします。典型はベース。STEINBERGERは、オールグラスファイバー削り出しのヘッドレスベースで、相当高額です。でも私はビンテージベースはあまり興味がない。そこにはお金は払わないですね。
あと生活必需品に関しては、すごく保守的。ほとんどがナンバーワンブランド。カップヌードルやアタック、キッコーマン、マイルドセブン、吉野屋などなど。あと、最近はあまり利用していないけれど、喫茶店はルノワールがものすごく好きです。代官山より中野が落ち着くし、イタ飯よりも居酒屋で焼トンとホッピー。つまりは、そんな感じの人間です。
クルマは持っていないけれど、私はたぶん買う段階になったらプリウスを買ってしまう人でしょうね。今まで外車を2ブランドほど仕事で担当しましたが、クルマほどブランドスイッチが難しい商品はないんじゃないかと思いました。例えば、ベンツを買うタイプの人は、どんなにいい広告をつくったとしても他のクルマは買わないような気がします。クルマのマーケティングは、そのブランドに親和性を持っている人に向けてのもののような気がするんですよね。背中を押してあげるようなコミュニケーション戦略。
高級車の分野で言えば、ベンツを買う人は、BMW、アウディ、ジャガーはなかなか買わないし、日本には、やはり日本車、クラウン、セルシオな人が根強くいます。レクサスブランドが日本で苦戦しているのは、そういうクラウン、セルシオな人が戸惑うような外車的なブランド戦略を採ったからだと思います。レクサスが日本でデビューしたとき、そんなクラウン、セルシオな人たちが、えっ、なんか違うって感じだったんじゃないかな、と思います。だからといって、ベンツな人の心はなかなか揺り動かせない。そんなジレンマがあるんでしょうね。
某高級外車を担当していたとき、私の広告コピーで一番クルマを売ったコピーは「たった一度の人生ではないですか。」というものでした。1000万くらいするクルマでしたが、たくさん売れました。完全に、対象がその外車が好きで好きでたまらない人に向けたコピーですね。そのクルマの世界観は、その人にはもう説明する必要がないという前提でつくった言葉。
そのクルマは、私が担当する前は、すごくいい広告をつくっていたんですね。私も大好きな広告です。そのクルマの世界観がエモーショナルに描かれていて、私もそのクルマを大好きになってしまうような素敵な広告。でも、あまりクルマは売れなかった。なぜか、それは私が大好きになってしまうような広告だからです。私は、そのクルマを買う人ではないのです。私はきっとプリウスを買う人で、その広告は、きっとそういう結局は他のクルマを買ってしまう人たちが、自分には関係ない憧れの世界として大好きにるような広告だったんでしょうね。
自分には関係ないけど、世の中にはこういう世界もあっていいよね、みたいな感じ。こうして書くと、なんか夢がない売って売って売りまくるハードセルな広告クリエーターみたいな感じになってしまいますが、個人的には、私はこういう広告もあっていいよね、とも思いますけどね。ものは売らないけど、社会的にそのブランドの世界を知らせるという意味では大切だと思います。それくらいの余裕がないと世知辛いですものね。
それにしても、広告って難しいなあ、と思います。というより、コミュニケーションって難しいって言ってもいいかもしれませんね。なんか脱線してしまいましたが、なんとなく、持ってるブランドを解析すると、ある程度、その人がどんな人なのかがわかりそうな気がしたので、一例として、私の愛用ブランドを並べてみた次第です。まあ、あくまである程度なんでしょうけどね。
それぞれのブランドにタグをつけて、タグのレベルを設定して、日用品の選択ブランドを入力するとその人がどんな人かがわかるソフトがつくれたら、面白いなあなんて思います。タグの方向性とレベルの設定は難しいと思いますが。誰かつくらないかなあ。
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コメント
こんにちは、3連休はいかがお過ごしですか?>mb101boldさん、
自分もやってみたんですが、全く面白そうなタイプには見えませんでした(泣)
話は変わりますが、mb101boldさん「二点リーダ〝‥〟」使ってるんですね。
さらに別件。ラーメンパラドックス、御意です。
投稿: tom-kuri | 2008年1月13日 (日) 15:19
tom-kuriさん、こんばんわ。
3連休は休みです。まだ08年はエンジン暖め中といったところですね。そういえば、ついにマックを買いました。MacBookの黒です。ああ、快適。
二点リーダー、そういえば使ってましたね。広告コピーでは二点リーダーや三点リーダーはほとんど使わないので、気にしたことはないですねえ。出版社によって違うようです。多くは三点リーダーが正式で、講談社は二点リーダーとからしいです。でも、広告はイラストレーターで文字組するので、どちらかというと文字もビジュアルという扱いに近いです。
しかし、あれラーメンパラドクスっていう名前でしたっけ。検索で出てこないんですよねえ。
投稿: mb101bold | 2008年1月13日 (日) 22:01
どもども。
そうなんです、いわゆる日本語の標準では「……(三点リーダ×2)」が通常用いられています。わたくしは、これで学びました。
http://sakka.org/lesson/genkou_2.html
投稿: tom-kuri | 2008年1月14日 (月) 00:30
どもども。
情報ありがとうございます。リーダーって、行の下に表示されるときと行のセンターに表示されるときがありますよね。あれ、どういうことなんだろう、と時々思います。
若いコピーライターには、沈黙を表すリーダーとか、!や?とかは使うなと言っています。ちょっと古いタイプかもしれません。
それと、FAIRWAY。あれはいいアルバムですねえ。オフコースではいちばん好きかもです。ではでは。
投稿: mb101bold | 2008年1月14日 (月) 01:15