ブログで書いたことを得意気に話してしまうことって、ありませんか。
ブログを書くようになってから、そういうことがしょっちゅうです。特に話に詰まったときなんかはよくあります。
「そう言えばさあ、紅白見た?鶴瓶さん、良かったよねえ。中居くん、鶴瓶さんの背中をつついてしゃべるタイミングを教えてたらしいよ。プロだよねえ。そうそう、昔、スマップが今ほど大スターじゃなかった頃にさあ、大阪でさあ中居くん温泉っていう番組があってね、そこで桂ざこばさんと一緒に出演しててさあ、ざこばさんってあれじゃない、すぐに怒ったり泣いたりするじゃない。で中居くんと本気の喧嘩とかするわけ。ざこばさんが、俺はおまえを許さへんからな、とか言って。そういう上方の芸人さんとのからみの中で、きっとさあ、中居くん鍛えられたんだと思うんだよね。」
という感じで。ちなみに、このおしゃべりの元は「鶴瓶さん、きらきらアフロで紅白の話をしてはりますね。」というエントリなんですけどね。間が持つわけですよね。
でも、なんとなく本末転倒な感じが心の中でして、心の中に妙なしこりが残るんですけどね。ああ、なんかリアルとブログが逆転してるなあって。本当は、リアルで考えたいろいろを書くのがブログなのに、ブログで書いたことをリアルで話すって、いったい何なんだろうなんて思うわけです。
私がブログを書いていることを知らない人なんかは、わりと安心して話せるんですが、ときどき相手が私のブログを読んでいることを忘れて、得意気に話してしまうこともあります。飲んでいるときなんか特に。こちらとしては、話しはじめから中盤の持って行きかた、そして、このワードで落とす、みたいな締めの言葉までちゃんと計算できるわけですよね。だって、一度台本を書いてるわけだから。もう、それこそ、オンステージ!な感じです。いい感じに酔ってるし。で、夢中になって話していると。
「あのさあ、その話、読んだ‥‥」
せっかく気持のいい酔いが一気に醒めてしまいますよねえ。顔は真っ赤です。だけど、舌の根も乾かないうちに、この話をなんとかエントリにできないかなあ、なんて考え始めるわけですよね。ブロガーって、ほんとに‥‥
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