« 「しょこたん☆ぶろぐ」のココが好き。 | トップページ | 「格好悪いけど正しい判断ができるのは、えらいことだよ」 »

2008年2月15日 (金)

はてなが本社機能を京都に戻すとのこと。がんばれ、はてな。

 はてなのkawasakiさんのブログ「kawasakiのはてなダイアリー」で知りました。本社機能、開発拠点を京都に置き、営業拠点はこれまでどおり東京にオフィスを置くとのこと。私はなんとなくですが、はてなが成功するかどうかが、この国の何かを決定づけるような気がしていて(ちょっと偉そうかつ大げさですが)、そういう意味で、今回の決定を、そうか、はてならしい決定だなあと受け止めています。

 はてなには、ブログをすこし深めに運営している多くの人が、ちょっとひとこと言ってみたいと思わせる何かがあって、それは礼賛だったり、批判だったり、いろいろですが、そんなふうに思わせるウェブサービスは他にはありまりないような気がします。つまり、はてなはいい意味でも悪い意味でも、今のウェブの可能性を体現しているのだと思います。

 私は熱心なはてなユーザではないし、そんな私が書くことなど底が知れているとも思いますが、そんなあっさり目線で見たはてなも少しは意義はあるかなと思うので書いてみます。私がはてなを知ったのは最近です。もちろん、「へんな会社」として知ってはいましたが、それは一般常識程度でした。その頃は、ソーシャルブックマークというものもあまりよくわからず、いつの日だったか、ココログのアクセス解析を見るとb.hatenaというのが多い日があり、これは何だろうなんて思ったのがきっかけでした。

 で、そのリンクを辿っていくと、私のエントリの記事に対しての感想が書き込まれているページがあって、そのページにはすごくあっさりしたコミットメントだけれど、そうであるがゆえに今までのコメント欄や掲示板とは違う質のコミュニケーションが成立していました。私にとっては、それがすごく新鮮で楽しく、こんなエントリを書いたりしました。

●ブログのさみしさ。

●「はてな」のこと少しわかってきた。

●それでも「はてな」はいいと思うんだけど。

 それから、私も私なりにウェブのいろいろを見たりして、こんなエントリを書いたりもしました。今、思うに、このエントリを書いたことで、エントリに対しての様々な反応というものを知ることができたし、コミュニケーションの難しさも実感しました。あえて本音を書くと、しばらくの間、このエントリは自分で見るのも嫌な時期があったし、正直、この一連のエントリの時期は恐怖感も感じました。

●技術的に可能かどうかはわかりませんが、もうそろそろ「はてなブックマーク」に、自分のサイトをブックマークされないようにする機能を実装してもいいのかもしれないですね。

●推奨しているわけでは決してなくて、お嫌な人には拒否する権利はあってもいいのかな、ということなんです。

●そりゃまあ、しゃあないわな。

 私は広告屋さんなので、わりと論議には慣れている方だと思うし(現実のもめている会議はもっとひどい)、自分でも図太いところがあると思うし、他の人からもそう見られているでしょうから、あえて本音を書いてみました。たった、39usersやそこらで、と言われるかもしれませんし、そんなにたいしたことじゃないじゃないと思われるかもしれませんが、これくらいのことでも初心者にとっては十分きついと思います。でも、そうした中で、自分が本当は何が言いたかったのかも整理されたし、私の言いたいことを理解してくださる人もいて、批判された人の言葉によって、私の中のあいまいな部分を気付かせてくれたりもしました。

 これからブログを始めようと思っている人がこれを読んだとしたら、なるだけこういうことをポジティブに考えてほしいんです。きっと恐怖心はあると思うんです。でも、それは、みんなあるんです。あなただけではないんです。私は、ブログをやる人すべてが、批判上等という倫理を身につけるべきとは考えません。ウェブが大衆化しているのだから、倫理も多様であっていいんじゃないか、と思います。

 でも、これだけは言えるかもです。自分が間違ってると思ったら、素直に間違っていることを認めればいいし、そう思わないのであれば、私はこう思うと言えばいいんです。そして、みんな瞬間、怖いと思ってしまう。それは当たり前だということを知っていてください。人間だから。それだけでずいぶん見えてくる景色が違うから。それは、これからブログに参入してくる人に言いたかったです。

 いまもWeb2.0的なサービスが、それ自身の成長の中で、抑制的な機能を身につけていくことがWeb2.0の成熟であるという思いはあります。私は、技術者ではないので、社会論とのアナロジーとしてしか言えませんが。

 かなり話が脱線してしまいましたが、はてなは、そんなWeb2.0のいろんな部分を、小さいながらも持っていて、そこが私は、今もなお新しいと思うんですね。この人たちは、いったいどんなことを考えているのだろうと興味を持ってしまうんですね。リアルで、そんなお話をお聞きする機会もあって、いちおうニックネームで運営していますので、詳しくは書きませんが、そのときも私にとってはとても刺激的でした。生活の必需品のようなサービスの開発、期待しています。

 ネットという距離を超えるシステムを手に入れたにもかかわらず、世の中がどんどん東京一極集中化している今、あえて京都に戻るはてなは格好いいなと思います。何よりはてならしいですよね。そして、関西人としては、はてなの外見をあまり気にしない、いい意味の「だささ」も信じられるんですよね。インターフェイスがいつまでも垢抜けない感じ。それは、一周回っていけてたりするんですよね。関西気質を感じます。

 はてなというウェブサービスについて考えるとき、いつも、これからの収益システムのことに思いが向かうんですよね。私もいちおう広告屋なので、ついつい広告モデルを考えてしまうし、現実は、やはり広告モデルに多くを依存する現実もあるでしょうが、なにかまったく新しい収益モデルを生み出すのかもしれないな、という期待もあるんです。広告屋なのに、そんなこと言っていいのかどうかは微妙ですが。

 そして、また同時に、広告屋としては、はてなを舞台に何かまったく新しい広告コミュニケーションを生み出したいなとも思うんです。でも、はてなのロイヤルユーザさんたち、厳しい人も多いからなあ。よっぽどのものでないと納得してくれないんだろうなとも思います。ま、そのうちひっそりと何かやるかもしれません。その折には、kawasakiさん、よろしくお願いしますね。

|

« 「しょこたん☆ぶろぐ」のココが好き。 | トップページ | 「格好悪いけど正しい判断ができるのは、えらいことだよ」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

mb101boldさん、おはようございマンモス
(^^)/

はてなのシステムがハードだとしたら、
ユーザーであるはてな村人はソフトですよね。

若葉マークさんが「暴言番長」になっちゃう傾向ははてなの雰囲気あってこそだと思うし、その番長さんがゆるゆる変わっていける環境をソフト面で支援したいです。

番長さんは往々にしてかなりクリティカルですしね。

がつっと抑えるのはあまり得策じゃないような気がします。

その辺をはてなのヒトはきっと押さえていらっしゃるんでしょうね。
それと、

人力検索の理念が大手小町的なものに乗っ取られていないように、なんか細い親切の糸がつづいているのはいいなと思います。

がんばってね>はてな

ではでは~

投稿: ggg123 | 2008年2月15日 (金) 08:50

あ。
mb101boldさんが暴言ばんちょーだという意味ではないですよ。(^^;

はてなの今後の展開まではよくわからないけど・・・

見識のある書き手さんが、「それでも残る」を選択してくれるといいなと思います。
「人力」ってやっぱいいなと思うから。

投稿: ggg123 | 2008年2月15日 (金) 11:29

ggg123さん、どもです。
おはようございマンモスにグッと来ました(^^)

そうなんですよね、人力検索だからはてななんですよね。この人力検索は、初めから有料なんですよね。きっと、はてなが広告モデル以外の収益モデルを志向していたのでしょうね。

投稿: mb101bold | 2008年2月15日 (金) 12:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214429/40127410

この記事へのトラックバック一覧です: はてなが本社機能を京都に戻すとのこと。がんばれ、はてな。:

» [その他]はてな。京都。…僕とのかかわり [坂東慶太のブログ]
株式会社はてな(代表取締役:近藤淳也/東京都渋谷区)は2008年4月に本社を 京都に移転し、主な事業であるインターネットサービス開発のための人員を結集、 京都本社をものづくりの拠点とする計画を発表いたします。 【プレスリリース】株式会社はてな、本社を京都に移転、... [続きを読む]

受信: 2008年2月16日 (土) 06:05

« 「しょこたん☆ぶろぐ」のココが好き。 | トップページ | 「格好悪いけど正しい判断ができるのは、えらいことだよ」 »