やらなくてもわかることはあるけれど、やってみないとわからないこともありますね。
やってみないとわからないことばかりだと、広告屋という商売なんてしんどくてできません。高級外車は持ってないけど、高級外車の広告を作ってきましたし、超高層マンションに住んでいなくても、超高層マンションの広告は作れます。人間には想像力という便利なものがありますから。
でも、やってみないとわからないこともあるにはあります。
3年ほど前のこと。何の気の迷いか、髪の毛を肩まで伸ばしていたことがありました。ゴムで束ねて、ちょっと前の笑い飯西田さんのような感じ。だいぶ前だと越前屋俵太さんのような感じです。
長い髪で、お風呂に入りますよね。髪の毛を洗いますよね。ものすごくしんどいんです。やたらめったら面倒なんです。でも、激しくすると髪を傷めてしまいますから、両の手のひらを合わせて、髪をもみもみやんですね。やさしくやさしく、もみもみもみ。
私、どちらかというと、男たるもの石鹸で洗うべし、みたいな感じでした。リンス?それ何のために使うわけ、みたいなこと思ってました。でも、髪が長いと、リンスの有り難みが痛いほどわかるんです。リンスなしではどうしようもないわけです。シャンプーだけだと、髪がガビガビ。クシが通らないんですね。
いままで理屈では、女性のヘアケアの気持ちとかこだわりをわかったつもりでいたけれど、そのとき、へえ、こんな感じなんだなあ、とすごく実感。なるほどなあ、やってみないとわからないことも確かにあるんだよなあ、なんて思った次第です。
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