1万人のボレロ
季節感のないエントリで恐縮ですが、久しぶりにラベルのボレロを家で聴いていた時に、ちょっと思い出したネタがあったもので、忘れないうちに書いておこうかと思った次第です。
年末の恒例企画に「1万人の第九」ってありますよね。毎日放送主催、サントリー協賛、佐渡裕さんが指揮、1万人がベートヴェンの第九の合唱付き(歓喜の歌)を歌うというものです。去年で25回目だそうです。立派なものだなあと思います。で、ネタは、この「1万人の第九」みたいに1万人がボレロを演奏するというもの。
このネタは、じつは文化祭用のネタ。私は大学時代にジャズ研に所属しておりまして、そんなこともあって思いついたネタです。大学の音楽サークルのすべてが参加してボレロを演奏したらおもしろいだろうな、なんて思ったわけです。大学には、邦楽やらマンドリンやらハワイアンやらロックやらジャズやらクラシックやら、いろんな楽器を演奏する人がたくさんあるわけですよね。リコーダーなんかを演奏してる人もいるかもしれないし、テルミンの演奏家もひとりくらいはいるかもしれない。
あのボレロって曲、最初はごくごく小さな音量で始まりますよね。だから、最初は琴とかウクレレとかで始まって、リコーダーやクラリネットなんかが入って来て、クラシックギターが20人編成で加わって、まあ編曲はしますから、途中でジャズ風のアドリブなんかがあり、正調のフルオーケストラが参加し、ビッグバンド、ドラム30連奏、髪を逆立てたロックギタリストが、ディストーションがかかった音を轟かせ、なんだかんだわけわかんないマイナー楽器もぜんぶ参加し、大団円。そんな感じです。
おもろいやんそれ、ということになり、いろいろ調べた結果、まず演奏家を一同に集める場所があるのかということになりました。じゃあ、会場を複数にして、音声を中継すればいいのでは、ということに。でも、中継ってできるのか。できるとして、メイン会場には振るオーケストラの他に、エレキギターやエレキベースなんかも入れるとして、それが50人もいればブレーカーが落ちるかもね、なんてことでボツ企画になりました。
でも、これってもしかすると、あれから20年経った今の技術だと簡単にできるかもしれませんね。いや、今も難しいのか。そのへんは、ちょっとわかりませんが、1000人でもそれなりに面白そうなので、どなたかやる人いらっしゃいませんか。いまから準備すれば、秋の文化祭とかにも間に合うかもですよ。
最後に広告系ブログらしくまとめます。企画は実現性が大事。それと、二番煎じはよろしくないかと。わかってるか、20年前の俺。(こういうときは俺が合いますね)それと、広告を目指す学生さんへ一言。広告会社は怖いところではありませんからね。就職活動、がんばってください。ではでは。
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コメント
mb101boldさんのブログで勉強してがんばります
投稿: とある就活生 | 2008年3月11日 (火) 00:49
がんばってね!
投稿: mb101bold | 2008年3月11日 (火) 01:23