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2008年3月11日 (火)

「ラジオ深夜便」誕生秘話

 というほどでもないかもですが、ラジオ深夜便についてWikipediaで調べてみると、ほぉ、そうなんだ、と思うことが書いてありましたのでご紹介。あっ、ラジオ深夜便というのはNHKラジオ第一とNHK-FMで毎日放送されている深夜番組。ちなみに、こういう同番組を2つの放送局から同時に放送するのをサイマル放送と言うそうです。サイマル出版会という出版社がありましたが、同時通訳 (simultaneous interpreting)が社名の由来になっていると、英語の先生が言っていたような。Simul-というのは、「〜と同時に」を表す接頭語で、ラテン語が語源だそうです。

 ラジオ深夜便は、ときどき聴きますが、ゆったりとしてていいんですよね。民放AMの深夜放送も大好きだけど、こういうのも好き。そうそう、誕生の秘話でしたね。

番組開始の背景

かつてのNHKのラジオ放送は、災害時や、オリンピック中継などを除き、午前5時放送開始、午前0時放送終了だった。ところが、1988年9月に昭和天皇が重体になって以降、天皇の容態を深夜も含め随時速報した。この際、総合テレビ、ラジオ第1、FM放送を24時間放送にし、定時放送終了後から翌日の開始時間までフィラーとしてクラシック音楽と関連ニュースを放送した。この「静かな音楽を終夜流す」という放送形態が好評を得て、昭和天皇崩御の1989年1月7日後も、常時24時間放送できないかという投書が数多く寄せられた。

1989年11月の3連休に、「67時間ラジオいきいきラリー」と題した特別放送を実施し、普段メンテナンスに当てる深夜時間帯に音楽や落語などを放送し、リスナーの反響を得た。民間放送の「オールナイトニッポン」などの若者向けの深夜ラジオ番組に不満足だった中高年層から、「大人が聴ける静かな番組」として支持され、「ラジオ深夜便」の誕生につながった。深夜便のスタートは、深夜時間帯の地震や津波、突発的なニュースが発生した時に迅速な対応をする目的もある。従来は、放送設備の電源投入や、宿直・仮眠中の職員の支度など、放送開始までに10〜15分を要していた。

ラジオ深夜便 - フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 案外、若い番組なんですね。平成生まれ。喜山さんもお書きになっておられましたが(参照)、ノイズから逃れてほっとしたい気分はありますよね。この番組が人気なのは、なんとなくわかる気がします。こういう時代だからこそ、こんな番組が求められるのでしょう。

 よくよく考えてみれば、昔はNHKは12時になると終了していましたし、若い番組だということは当たり前ではありますが、あの雰囲気は長寿番組の風情がありますね。落語がフルバージョンで聴けたり、昔のジャズが流れて来たり。私が聴いたときは、財津和夫特集でした。深夜のタクシーの中で聴き始めて、家に着いてもずっと聴いていました。この番組、タクシーの運転手さんにも人気があるそうです。

 AMとFMのどちらでも同じ放送が聴けますが、私は、FMではなく、なぜかAMで聴いてしまいます。AMならではのこもった音がいいんですよね。そういえば、AMステレオは普及しませんでしたね。またまたWikipedia(参照)の情報ですが、NHKが対応しなかったのが原因らしいです。でもまあ、世の中にああいう進化とは無縁のあったかい音がひとつくらいあってもいいんじゃないかな、とAM好きの私は思います。

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コメント

タクシーの運転手さんに人気があるのは分かりますねえ。深夜、お客さんを待ちながら探しながら聞いていると、落ち着くでしょう。

「落語がフルバージョンで聴けたり、昔のジャズが流れて来たり」。なんか時代に流されずに残るものは、どうやって生き残っていくのか。この番組はそのメタファーにもなってる気がしました。

投稿: 喜山 | 2008年3月11日 (火) 07:43

確かに、この番組は残るもののメタファーっぽいですね。

私は、AMラジオをチープメディアって勝手に呼んでいるんですが、制限ゆえにお金をかけずに番組ができる部分に残っていく鍵がある気がしています。

投稿: mb101bold | 2008年3月11日 (火) 11:57

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