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2008年4月 3日 (木)

貪欲という言葉をポジに変えたしょこたんさんは、ほんと偉いと思います。

 それまで貪欲という言葉って、あまり好ましい使われ方はしてこなかったですよね。貪欲に追求していきたい、みたいな使われ方はするものの、そこには何かしら「あえてここは」というニュアンスがつきまとっていました。強欲を緩めたような感じ。欲張りに近いかな。ちなみに辞書では、こんな感じ。

どん‐よく【貪欲】
〘名•形動〙《古くは「とんよく」とも》非常に欲が深いこと。むさぼって飽くことを知らないこと。また、そのさま。「―に知識を吸収する」「―な男」  (大辞泉)

 そんな貪欲という言葉を、しょこたんこと中川翔子さんは、素敵でポジな言葉に変えてしまいました。詳しくは「貪欲デイズ」という本に書いてあるそうで、読んでいないのでなんとも言えませんが、ネットを見る限りでは、なにやら二十歳になってあせって、いろいろ思うときに貪欲という単語に気付いて、これからはもっと貪欲に生きなきゃと思ったそうです。それから、しょこたんさんにとって貪欲という言葉が、生きる上でのキーワードになったとのこと。

 CDの全国FM局宣伝キャラバンを「貪欲キャンペーン」と銘打ったり、1stコンサートを「貪欲☆まつり」と名付けたり、「日本全国貪欲化計画」とかもあったり、なかなかキャッチー。こういうふうに言われると、とても楽しい気分になってきます。

 クラーク博士の有名な言葉に「Boys be ambitious(少年よ大志を抱け)」というのがありますが、ambitiousは、本来、野心的とか功名心に燃えるというニュアンスがあるらしく、大志というのは、ちょっと意訳とのこと。理想をもって、とか、社会のために功名心をなくして、といった意味が付加されています。このambitiousという言葉が持つネイティブなイメージは、しょこたんさんの言う貪欲というのに近いんじゃないでしょうか。

 功名心とかをいい感じで肯定する感じがいいですよね。CDを出してみたい、コンサートをやってみたい、楳図かずおさんと仕事をしてみたい。そのために、なりふりかまわず「貪欲」に行動する。行動する前にあきらめるのが、なんとなく時代だったけれど、少し「貪欲」という言葉で、時代の風向きがポジ向きに変わるような気がします。しかも、しょこたんさんにはダメだったときの身の振り方を考慮できるしなやかさと賢さがあるような気がします。

 こういう言葉の力をひさしぶりに感じました。これって、かつて広告が持っていた言葉の力なんですよね。「おいしい生活。」とか「モーレツからビューティフルへ。」とか。もしかすると、このしょこたんさんの「貪欲」という言葉によって、少し社会が変わるかもしれない。そんな予感がしています。

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