« 精神医療と私たちはどう付き合っていけばいいのか | トップページ | すべてはコミュニケーションの問題なんだ、と言い切ってももいいかもしれないなあ。 »

2008年5月30日 (金)

サザンオールスターズ活動停止に思う

 デビュー30年ですか。すごいもんだなあと思います。考えてみると、私なんか、仕事をはじめてまだ20年たってないんですよね。そりゃ、アミューズの株価も下がるわな。というか、アミューズの株が下がったのは、ちょっと驚きましたね。バンドの活動停止が企業の株価に影響する時代なんですね。というか、このニュースに対する反応が遅すぎますよね、私。

 勝手にシンドバットでデビューした頃は私は10歳くらい。小学校の4年生くらいですね。その当時は、歌謡曲とフォークというかニューミュージックというか、そんな「アーチスト」と自称する人たちの音楽が拮抗していた頃でした。ザ・ベストテンというテレビ番組が人気で、常連が沢田研二さんとか。まだ、商業音楽と俺たちは商業音楽じゃない派が対立していた感じがありまた。

 そんな環境の中で、サザンが颯爽と出て来て、デビュー当時から彼らはテレビ出演の是非にあまりこだわりがない感覚を持っていました。今から考えると想像できないかもしれませんが、それは新しい感覚だったんですよね。デビュー時からテレビにバンバン出ていたように記憶していますが、もしかすると記憶違いかも。どうなんだろう。

 私が熱心に聴いていたオフコースなんかは、絶対にテレビに出ませんでした。正確にはひょうきん族にシャレで出演したりはしましたね。それと、5人のオフコースの最後に、NHKのドキュメンタリーと、TBSの特別番組「NEXT」。あの「NEXT」はビートルズの影響なんでしょうが、私はあの映画のような番組を見て、すごくがっかりしました。オフコースファンの人、すみません。個人的意見です。

 でも、なんかねえ、どうして俳優みたいなことオフコースがやってるんだろう、どうしてあの解散騒動をあんな幼いナルシズムでまとめてしまうんだろう、なんて思って観ていました。大人の事情もあったんだろうな。まあとにかく、「NEXT」は私の中では、なかったことになっています。あの中に入っている新しい曲は、妙にいいですけどね。

 オフコースにしても、YMOにしても、テレビに対して距離を置いていた人たちは、テレビに出始めるとき、少しやぶれかぶれな感じでしたね。そんな意味では、サザンははじめから伸びやかでした。テレビに出たからといって、テレビに飲まれもしなかったし。デビュー30年でも、サウンドが変わらないし(聴き込んでいる人は音は変わっていると言う人もいるかもですが)、マイペースでした。どこかに書いてありましたが、ほんと空気のようにサザンがいたという感じなんでしょうね。

 そんな、テレビを含めたメディアとのかかわりにおいて、ミュージシャンをプロでやっている人にとっては、サザン以前、サザン以降という時代区分はありそうですね。サザンはミュージシャンをすごく自由にしたのでしょうね、きっと。それをミクロな視点で見ると、あの頃、テレビに出ているという1点で、サザンはロックじゃないみたいなことを言う人も多かったですから、今の状況を眺めながら、桑田さんなんかはいろいろ言いたいことあるんじゃないかなと思います。まあ、本人ではないので、わかりませんが。

 時代は変わらない、ということと、時代は変わる、ということはいつもコインの裏表のように等価にあって、時代を変えるのは、じつは変わらない人であるということが、なんとなくサザンを見ていると読み取れるような気がします。

 変わる変わると言い続けることが、変わらない日常での自身の優位性を確保することを意図している、なんてことはよくあることだし、あんまり自意識の発露としては品がいいものでもないよな、なんて自分の書いてきたことも含めて思うので、そんな変わらない日常の中で、昨日と今日の感情の差分をじっくり見極めていきながら、そのときどきの思いを、コツコツと積み重ねていきたいな、なんてことを考えました。

|

« 精神医療と私たちはどう付き合っていけばいいのか | トップページ | すべてはコミュニケーションの問題なんだ、と言い切ってももいいかもしれないなあ。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

何年だったか忘れましたが、桑田さんが紅白で三波春夫のパロディをやったときは衝撃的でしたね。たしか次の年もチャレンジしたような。いやー、実にパワフルでしたねえ。

投稿: tom-kuri | 2008年5月30日 (金) 10:57

あっ、それなんとなく覚えてます。そういえば、桑田さんは、加山雄三さんが好きだったそうです。ミュージシャンがテレビに出始めた頃、じつは私ベンチャーズが好きでして、みたいなミュージシャンが増えました。時代の変わり目だったんでしょうね。

投稿: mb101bold | 2008年5月30日 (金) 11:34

サザンはすごいね〜。桑田さんって、
確か、リトルフィートやザ・バンドが好きだったんじゃ
なかったっけ?
30年、いろいろあったはずだけど…。
ここまで続くバンドは珍しい。

投稿: のばらパパ | 2008年5月30日 (金) 20:40

そうでしたっけ。言われてみれば、そういうテイストはありますねえ。と言うか、そういうテイストの方がありますよね。

ところで、ちょっと個人連絡っぽいけど、明日大阪に帰ります。まあ、それだけですけど(笑)。ではでは。

投稿: mb101bold | 2008年5月30日 (金) 20:51

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214429/41368888

この記事へのトラックバック一覧です: サザンオールスターズ活動停止に思う:

« 精神医療と私たちはどう付き合っていけばいいのか | トップページ | すべてはコミュニケーションの問題なんだ、と言い切ってももいいかもしれないなあ。 »