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2008年10月26日 (日)

掃除と洗濯で日が暮れて

 掃除と洗濯が苦手です。あと、服を選んだり、散髪したりするのも。こういうときだけ、芸能人になりてー、と思います。マネージャーやコーディネーターがすべてやってくれそうだから。ほんと、そういうのを考えるだけでもじゃまくさくて、ついつい、服はユニクロ、散髪は1000円ヘアカット店になってしまいます。

 ちなみに、身の回りのことを人任せというのは、芸能人の間違ったイメージです。本物の芸能人は、けっこう身の回りはマメな人が多いように思います。まだ有名ではない劇団の人とかとも、仕事柄よくご一緒しますが、みんなわりとこだわりが強くて、セルフプロデュースがきちんとできる人が多いようです。そりゃそうですよね、芸能人ですものね。

 ここ最近、いままであまり経験したことがないくらい忙しく、それにちょっと風邪をひいていたので、身の回りのことをほったらかしにしていて、いよいよ本腰を入れてやらなきゃ人としてどうなの、という感じになってしまいました。洗濯物の山と、雑誌や本にまみれた部屋を見てると、ほんと気がめいります。もうね、家に帰りたくなくなるんですよね。写真を貼れば分かってもらえると思いますが、ちょっとかっこわるすぎて駄目ですね。ものには限度というものがありますから。

 とまあ、そんな感じで、洗濯と掃除をはじめたのですが、なにしろ無駄なものが多くていかんですね。なんでこんなに靴下があるわけ、と自分に腹が立ちます。雑誌なんかも、この記事は何かの役に立つかも、と思って捨てられないので、山積み状態になっています。それで、もう捨てようと整理していると、3年前の雑誌とかを読んでしまって、そうか、郵政解散かぁ、緑ザコに北斗百裂拳で天国濃厚か、となかなか面白く、いっこうに進みません。

 洗濯とかも、たとえばジャケットなんかをクリーニング屋さんに出すのもじゃまくさくて、ふとこれ手洗いできるんじゃないだろうか、とか思って、型くずれさせてしまうこともあったし、こんなふうにすぐに駄目にするからユニクロが儲かるんだなあ、なんて思ったりします。

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 昔、先輩に言われたこと。クリエイティブの人間はとりあえず黒を着ておけばなんとかなるから。それを真に受けて、私の服は黒ばっかり。でも、最近、黒は流行らないのか、ユニクロにも無印良品にも黒がないんですよね。あと、豆知識。黒は意外と汚れが目立ちます。夏は汗じみとかも。ものぐさな人は、そのへん気をつけるといいかもです。

 でも、こういうものぐさファッションはいいところもあります。私の場合、ふだんは黒のシャツに黒のパンツ、黒のジャケットで、中身が若干違うだけで、ほぼ毎日同じ出で立ち。わかりやすく言えば、美味しんぼの山岡みたいに、いつ見ても、同じ服っぽい感じ。そうなると、たまに赤を着ると、「おっ、今日はおしゃれじゃん」なんて言われますし、ネクタイをするだけで「おっ、今日はプレゼン?」なんて言われます。つまり、ほんの少しの違いでそこそこのインパクトを作ることができるんですね。

 広告業界でも営業なんかは、背広とネクタイだからそれほどファッションに気をつかわなくてもいいのですが、クリエイティブは、会社によりますが、ほぼ私服OKな世界ですので、これは私のようなものぐささんにはけっこうな負担なんですよね。その競争に入っていくのは、ちょっと辛すぎるなあ、という感じです。ボロボロのジーンズが5万円したり、Tシャツが5000円したり、そんな差別化競争からは、なんかはじめから降りている感じです。

 女性はたいへんだなあ、と思います。会社によっては制服があるところもありますが、こういう時代に逆行な感じを、じつは内心では望んでいる女性も多いのではないかなあ、なんて思います。このへんの心理を、ユニクロや無印良品はうまくついたなあと思います。だいぶ前に、「ユニクロは、日本の人民服である。」というエントリで書きました。お暇な方は、どうぞ。

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 うちの母親は専業主婦でしたので、家族は、洗濯や掃除を母親まかせにしていたところがあります。母親が入院して、かれこれ6ヶ月くらいになるんですが、親父は今、洗濯や掃除、炊事をひとりでするようになって、しみじみ「ああ、これはたいへんやなあ。あいつにとっては、これは自分の仕事だと思ってやってきて、それがうまくできなくなって辛かったんやろうな。」と言っていました。親父は、最初は洗濯機の使い方がわからなかったんですよね。

 そんな親父も、今ではきっちり洗濯や掃除をこなし、ちょっとしたものは自分でつくれるようになったようです。鰹だしにちりめんじゃこ、刻みネギを入れて、卵を入れて、箸でかきまぜる、親子丼の具の出来損ないみたいな料理がすごくうまくて、この夏は、たくさんごちそうになりました。ちなみに、名前は「卵のぱしゃぱしゃ」というそうです。残り汁にご飯を入れるとおいしいんですよね。ちょっと下品だけど。

 大阪に帰るときは、いつも新大阪駅で水了軒の駅弁を2つ買って帰って親父と食べるのですが、やっぱりプロはうまいことやるなあ、なんて感心しているようです。どうしても、一人暮らしだと卵だったら卵だけ、あさりだったらあさりだけになりがちで、煮物あり、焼き魚あり、揚げ物ありは難しいですから。

 私も大阪に帰ったら、それなりに料理をつくるんですが、たとえばあさりの酒蒸しで、酒を入れすぎてあさりのうま味が抜けてしまった時、親父が「なんでそんなに酒を入れるねん。味なくなるやないか」みたいなこと言われて、すごく腹が立つんですよね。こっちとしては善意でやってるのに、その言い方ないやないか、みたいな思いもあって「文句言わずに食えや」とか言ってしまいます。男同士は、どうも口が悪くていかんですね。

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 てなわけで、まだ半分も終わってないんですが、まあ明日も休みだし。明日、晴れるといいなあ。じゃないと洗濯物が乾かないし、とか言っている私もちょっと情けなくもあり、でも、まあしゃあないですね。今までのつけですわ。ではでは、みなさま、よい日曜日をお過ごしください。

追記:

 9月7日に書いた全国ICカードあれこれという記事、あれからいろいろコメントをいただきまして、オリジナルの倍以上の長さの記事になっています。せっかく書いたので、一度読まれた方も、もう一度いかがですか。なんとなく過去ログに置いておくのがもったいない感じになってきたので、10月26日(日)限定でトップページに掲載しています。お時間のある方は、ぜひどうぞ。

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