ぐだぐだなタモリさん
そりゃあ、ぐだぐだにもなるわなあ。マイルスだものなあ。タモリさんは、早大のダンモ(モダン・ジャズ研究会)出身ですよね。私は中大のダンモ出身だからなんとなく分かりますが、マイルスにインタビューなんて、とてもじゃないけど怖くてできないです。それに、タモリさんトランぺッターだし。
このマイルスへのインタビュー。ウィキペディア(参照)にも書いてあるし、ご本人も何度か話しているので、気になっていたんですよね。てっきりSwing JournalとかJazz Lifeとかの雑誌だと思ってました。テレビだったんですね。
マイルスの英語、わかりやすいですね。こんな感じで喋ってくれたら会議でついていけるのに。それに、やさしいなあ。自筆の絵をプレゼントしたりして、それをしげしげと眺め続けるタモリさんに、カメラに映すように促したり。テレビ的には、あの絵は映さないといけないタイミングですものね。
タモリさんが「日本人で知っているジャズマンは?」という質問をしたときに、「あなただよ。君が一番だ。」と答えるんですが、マイルスらしいなあ。そういう質問にはマイルスは答えない人ですよね。「大人は質問には答えたりしない。それが基本だ。」というやつ。
なんか、これ見てると、こちらまで緊張してきます。やっぱり、マイルス怖いよね。こんな上司だったら、いやだろうな。「一生、この人にはかなわねえや」って感じで毎日過ごさなきゃならなさそう。ウィキペディアによると、このインタビューのあと「いいインタビューだった」と言って、トランペットにサインをもらったそうですね。いいなあ。うらやましい。ほんとに、うらやましい。
追記:
普段は敬称を略さないクセがあって、タモリもタモリさんと書くのに、マイルスはマイルスさんとは書かいてないんですよね。後から、ブログを見直して気付きました。ジャズファンの方にはなんとなく伝わるかもしれませんが、マイルスにはマイルスさんと書くと怒られそうな気がするんですよね。なぜかはうまく説明できないけれど、絶対にマイルスは気分を害しそうな気がするし、しゃべってくれなくなりそうな気が。
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コメント
おはようございます
僕も敬称は略さず書こうとしているのですが、
海外の建築家はいつも迷います。
過去のエントリを見返してみると…
http://nobylog.jugem.jp/?eid=7
↑全部敬称略
http://nobylog.jugem.jp/?eid=195
↑全部「さん」付け
http://nobylog.jugem.jp/?eid=65
↑混ざってる
特に、コルビュジェ、カーン、ミース
といった大巨匠にはむしろ付けない方が…みたいな感じもあります。
ものすごく遠い感じというか。
あ、でも実際英語で話すときは「さん」なんて使えないですよね(笑
「ミスター?」「マスター?」
投稿: ノビ | 2009年1月22日 (木) 08:01
ノビさん、こんにちは。
確かにコルビュジェさんは、なんか違う感じがありますね。でも、安藤さんは完全にOKな気が。磯崎さんもまあOK。丹下さんは恐る恐るOKな感じです。
はてブのコメントで、神に「さん」は付けない、とありまして、ほほぅなるほど、と思ったんですが、直後に、関西人は「神さん」って言うしなあと。うーん。
先のYouTube、タモリさんは「それではご紹介しましょう。Mr.マイルスデイビスさんです。」とおっしゃっていますね。
投稿: mb101bold | 2009年1月22日 (木) 14:52