死ぬまでにやってみたい10のこと
ぼんやりテレビなどを見ていると、榊原郁恵さんが出ていて、「死ぬまでにやってみたい10のこと」を実現する企画があって、その中で、郁恵さん、7つ目くらいで煮詰まっていました。最初のほうは、ハンググライダーで空を飛んでみたいとか、非常ベルを押してみたいとか、ポンポンと出ていたのですが、最後のほうは、ありすぎて迷ってるという感じではなく、ほんと何を挙げればいいのかわからない感じでした。
人間なんて欲のかたまりなんて言いますが、こうして10個挙げなさいというと出ないということは、案外、人間の欲望なんてたいしたことはないのかもしれません。それに、子供の時は、自分の可能性が大きく広がってる感覚がありますが、年を重ねるにつれ、その可能性はどんどん狭くなるわけで、例えば、プロ野球選手になりたいみたいなことは、自分の子供時代を思い出せば、フライとかがとれなかったみたいな経験があり、ああ、それ無理、ぜったい無理だから、みたいな感じになってしまって、その夢はなしということになるんですよね。
子供の夢は、まったく根拠がなくても描けますが、大人の夢は、やっぱり今までの自分のやってきたこととかの根拠がいりますよね。ちいさな根拠でも何でも、少なくとも根拠は必要で、まったく根拠がなければ夢さえ描けない。そんな感じがします。
ただ、大人になって広がったことは、ちいさくても確かな根拠であれば、そこを起点にして、わりと大きな夢が描けることかな。それに、異なる分野どうしは、じつは地下茎でつながっている感じもあるし、自分の専門分野での「知恵」を蓄えておけば、自分の知らない世界にまで夢が広げられるみたいなことはあるかもですね。異分野でも「知恵」は通用するし、そこで必要になる「知識」はまあ勉強すればなんとかなります。でも「知恵」は、やっぱり経験が必要かも。ということは、異分野でも、もともとの専門分野の「知恵」でいくという感じにはなるでしょうけど。
こんなタイトルをつけたら、ブログ的には「10のこと」を書かないといけなさそうですが、うーん、思いつきません。なんだか軽やかじゃねえなあと自分でも思いますが、まあ、今までもそういう感じだったし、これからもそういう感じだろうし、なんかあいかわらず煮え切らんエントリで恐縮ですが、本日はこんなところで。ではでは。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- Riskという概念(2019.10.17)
- 「同和」という言葉をめぐって(2019.10.07)
- 久しぶりにコメント欄が荒れた(2019.09.07)
- 父の死(2014.09.02)
- ラジオのこと(2014.08.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント