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2009年3月 6日 (金)

モバイルの時代

 とあるキャンペーンを昨年に引き続き運営していて、去年に比べて変わったことがひとつあります。それは、モバイルのレスポンスが格段に増えたこと。昨年に比べると倍以上。これからはモバイルだよ、と言われてきましたが、いよいよ来たな、という感じです。

 私がブログを書いていることを知っている会社の営業さんは、ケータイで読んでいるそうです。えっ、こんな長文ブログをケータイで読むのか、と思ったけれど、「話をあわせるために一応は毎日チェックしてるんだけど、じつは、途中まで読んで挫折していることが多いんですよね。本人には言っちゃだめですよ。」なんてことを、その営業さんと一緒に仕事をしている制作さんから聞いて(すみません、ばらしちゃいました。でもそういうの偉いですよね。その営業さん、営業の鏡だと私は思います。)、まあそうだろうなと思ったわけなんですが、このブログでもケータイで読みました、なんてコメントをいただいたりするので、ケータイで読む人はちゃんと読んでくれているんだな、と書き手である私も実感することもあったりします。

 私は、ココログのベーシックコースというもので、ケータイのPVがわからないので、数字的な実感が持てないのですが、いちおうこのブログもきちんとケータイサイトを持っていて(参照)、私もケータイ(と言ってもウィルコムですが)で読んでみたりしました。あと、ココログのユーザブログページ(参照)で他のブログも。ちなみに、私のブログは、「政治・経済」カテゴリーの「論壇系」に分類されているようです。

 帰宅の電車に乗りながらケータイで自分のブログを読んでみて、なるほどねえ、こんな感じなのか、なんて思いながらも、なんとなく読みにくいよなあと思っていたのですが、いろいろ他のブログも探していって、面白そうなエントリを読んでいくうちに、どんどん目がケータイのインターフェイスに慣れてくるんですよね。すごく不思議な感覚でした。ある意味で、無骨でノンデザインな感じが、生のテキスト感を醸し出していて、PCで読むよりリアルに思えて、けっこう夢中になってしまいました。

 何よりいいのは、ページが軽いことですね。次々読んでもまったく苦にならないんですね。だから、次から次へといろんなブログをめくっていって、時間に途切れがない感じになります。結局、中野で降りるところを三鷹まで行ってしまって、そんな自分に「ほっほーっ」となってしまいました。

 まあ、このへんのお話は、Twitterユーザのブログなんかを読んでも書いてありますし、女子高生なんかが友達と頻繁にメールのやり取りをするのも珍しいことではないので、知識としてはわかってはいたんですが、自分で実際に体験してみて「ああ、この感覚か」と思いました。広告屋のくせに、今頃気づいて遅せえよなあ、なんて話ではありますけどね。

 私の仕事におけるケータイの使い方は、わりとリアルやウェブなんかで情報を持ってくれている人が、ケータイで申し込むという形なので、ケータイサイトはできるだけ軽く、短く、クリック数は少なく、みたいな感じでつくっています。それにパケット代もあるから、重いのは嫌われるし。でも、定額が当たり前になってきて、このへんは違ってきているのでしょうね。

 なんとなく、ケータイは、むしろブランディングに使えるのではないかな、とも思ったりします。生のテキスト感があるので、より身近で等身大なメッセージが伝わりますしね。これ、いわゆるメールマガジンなんですが、でもメールマガジンって、どうしても送信という、企業から顧客へというベクトルがあるけれど、私がココログでブログを探したような、自然な導線がつくれたら、小さいけれど楽しいコミュニケーションができそうな感じもしますね。というか、モバイルの世界では、今はわりと当たり前のことかもしれませんが。

 まあね、当然、こういう素人くさい感想を書いていても、最新のモバイルキャンペーン事情なんかも業界人の常識程度には押さえていたりはするんですが、そういうのを見ていると、技術可能な世界を広告分野で最大化しましたです、みたいな感じがしていましたが、今回の速度とか、データ定額の普及とかのインフラの整備による変化は、ちょっと違うなと感じたりします。

 それは、PCにおけるウェブが辿って来た道を、ギュッと短縮した感じで、すごく興味深いです。動的なバナー広告というのが一頃流行りましたが、すぐに下火になりましたよね。技術が高まって、なんでも苦にせずできるような環境が整ってくると、逆に、コンテンツはテキストとかそういうプリミティブなものになっていく。そんな逆説が、現象としてすごく面白いですね。そういう生のテキストが勝負になるような環境になっていくと、結局、人柄が勝負になってくるんですよね。

 いろいろあるけど、人柄みたいなものがもう一度見直される(かもしれない)時代の流れっていうのは、悪くないよなあ、とは思いますね。(最後に広告。このブログは、下のQRコードからでも当ブログのケータイサイトにアクセスできます。ケータイユーザの方、どうぞよろしくお願いします。)

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コメント

こんにちは。
広告会社勤務の若手な割には、モバイルに懐疑的だったんですが、今日のエントリを読んでなるほどと思いました。
企業の種類にもよるんでしょうけど、モバイルは活用した方がいいんでしょうね。もちろん動線を含めて。

逆説が現象としてすごく面白いっていうのは、なんとなくそうなんかな?って思うところもあったんで、ちょっとうれしかったです。また遊びにきます。

投稿: coro | 2009年3月 6日 (金) 11:16

こんにちは。
広告コミュニケーションでモバイルが活発化するには(ま、今も活発化しているといえなくもないですが)、可処分所得が多い大人が当たり前のようにモバイルを使うという状況が必要になるような気がしてて、今、ちょうど、その分岐点かもと思っています。
それは、あともう少しかな、という感じでしょうか。なんとなくですが。

投稿: mb101bold | 2009年3月 6日 (金) 12:29

私は社歴20年目に突入の代理店勤務のものです。たまに読ませていただいております。
通勤時間が割りと長めの私は、実はいつもケータイで読ませていただいており、今回のエントリーで『そういえばpcもあるんだなあ』と気がついた次第です。
実はまだ一度もパソコンでは拝見したことがありませんでした。
という今もこのコメントはケータイから書かせていただいております。
これからも楽しみにさせていただきます。

投稿: yutarokenske | 2009年3月 6日 (金) 23:03

yutarokenskeさん、はじめまして。
そうですか。なんかびっくりです。私なんかはまだまだ旧式の人間なんで、ケータイのテンキーで文字入力するのが苦手で、ケータイ(ウィルコム)はキーボード付きです。
ほんと、時代はモバイルですね。今後ともよろしくお願いします。

投稿: mb101bold | 2009年3月 6日 (金) 23:21

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ケータイで着うたとか音楽ダウンロードなんてと思っていたのに、その1年後ぐらいには何かのはずみで数曲ダウンロードしている 数年前にはケータイでネットなんてしないよなと思っていたのに、いつのまにか電車で...... [続きを読む]

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