むちゃくちゃな音
自分で楽器をやっている人なら、JOJOさんのこの言葉が痛いほどわかると思うんですよね。私も楽器をやっていたことがあるから、ほんといやになるくらいわかります。ああ、ぼくには無理です、みたいなわかり方なのが、しょんぼりなんですけどね。
もう一度言うが、チューニングしないと、むちゃくちゃな音は出ないのだ。
音楽から遠ざかろうとすると音楽的になってしまうので、むしろ音楽のコアに近づくことによって非音楽的になろうとするのである。
JOJO広重 BLOG:ノイズギターのこと
ジャズなんかでも、形式から自由になりたいと頭で思っていても、それだけではなかなか自由にはなれなくて、自由に弾けなんて言われると、どうしようもなくある種の凡庸なパターンの繰り返しに陥ってしまって、メソッドにがんじがらめになって弾いているときよりもつまらない演奏になってしまうんですよね。フリージャズとかはまさに非音楽の運動だと思うし、その無意識のパターンとのたたかいだと思うし。
この言葉、音楽という言葉を様々な言葉に置き換えるとさらによくわかると思います。広告とか、デザインとか。この続きを書こうと思ったけれど、なんとなく凡庸になりそうなので、とりあえずもう少しいろいろ考えてみることにします。
では、今日も一日がんばりましょう。東京はちょっと曇りがちです。
| 固定リンク
「音楽の話」カテゴリの記事
- そうなんですよね。僕らだって意味もわからず英語の歌を聴いてきたんですよね。(2012.02.16)
- shinabonsさん(2011.04.15)
- 東京はあまり雨が降らないですが「雨が降る日に」という歌について書きます。(2010.06.12)
- それでも私はジャズが好き(2010.05.17)
- 「春一番コンサート」と音楽の未来(2010.05.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント