おっちゃんとの会話
中野ブロードウェイのジャンクショップにて。
フィルムのコンパクトカメラが300円くらいで山積みされてて、それを見ていたおっちゃんが話しかけてきました。
「これ、安いねえ。ちゃんと映るんかなあ。」
「どうなんでしょうねえ。」
「映るんだったら買ってみようかなあ。」
「でも、これフィルムカメラだから、あとで苦労しますよぉ。」
「むずしいん?」
「いや、そうじゃなくて、今、フィルム、あまり売ってないでしょぉ。」
「???」
「デジタルじゃないから、きっと、めんどうですよぉ。」
「ああ、むずかしいのかぁ。」
おっちゃんはピントをあわせる手振りをしていたので、こっちの話はまったく通じていなかったけど、妙に納得しているご様子でした。
1時間ほど買い物にでかけていたんですが、このおっちゃんも含めて、3人のまったく知らない人とお話しをしました。普段は、こんなことはないんですけどね。やっぱり、みんな、心の底のほうに、ぼんやりとた不安があるんでしょうね。
そして、柄にもなく、知らないおっちゃん、おばちゃんと、世間話に興じる私の心の底にも、やっぱりあるんだろうなあ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- Riskという概念(2019.10.17)
- 「同和」という言葉をめぐって(2019.10.07)
- 久しぶりにコメント欄が荒れた(2019.09.07)
- 父の死(2014.09.02)
- ラジオのこと(2014.08.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
地震にもあっていない私でさえ、テレビなどの状況を見ただけでやっぱりちょっと不安感を持ちます。実際に震災を体験された方々の心はものすごくダメージを受けていることと思います。こういうときこそ、人との何気ないつながり、おしゃべりが心を支えているんだと思います。溜め込まないこと、なんでもいいから、アウトプットすることってとても大事なことだと思います。皆さん、支えあって前を向いていきましょう。
投稿: しばはな | 2011年3月14日 (月) 21:26
なにげないことなんですよね。
おしゃべりしよう、とか、支え合おう、みたいな言葉にすると嘘になるような、そんな感じのおしゃべり。
こんなときだからこそ、前を向いていきたいですね。
投稿: mb101bold | 2011年3月14日 (月) 23:12